サスペンションのメンテナンスについて
サスのオイル漏れはそっくりASSYで交換―――と、思われている方はいませんか?オーバーホール等をするだけで、新品の状態に、あるいはそれ以上にそのサスの特性を引き出すことが可能です。しかも費用は通常、新品を購入する場合に比べ、半分〜5分の1ですみます。
長年、多くのサスペンションのメンテナンスを行ってきました。経験上、レーサーでも1回オーバーホールをすれば、1シーズンはもちます。 (あまり頻繁なOHは、それほど必要ありません。適切なオーバーホールをすればですが・・・。数回でヘタったり漏れるのは、何か原因(オーバーホールの仕方、使用部品の精度・品質、取り付け等の問題)があるのです。)市販車では、車のオイル交換と同様に、使用条件によって異なりますがオンロードバイクの場合は1万5千kmから2万km(または3〜5年)にて、OHすることをお勧めします。
★オフロードの場合7,500kmまたは1年から2年くらいが目安(不整地走行の頻度が多い場合)
★レーサーの場合は使用状況により異なります。
マシンにとって、サスペンションがベストコンディションである事は必要不可欠です。いくらエンジン、その他が完璧であっても、その性能を路面に伝えるパイプ役をしているサスペンションが完璧でなければ充分な力を発揮する事はできません。
- こんな状態を感じたら、オーバーホール(OH)をおすすめします
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- サスの底づきが多い(ボトムする)
- タイヤがパンクしているような気がする
- 1Gを合わせてもリヤが沈んでいる気がする
- リアがバタバタ暴れる・・・etc
- タイヤの接地感がない
- オイルが漏れている場合はもちろんオーバーホールが必要です
- そのまま使用していると本来の性能を発揮しませんし、漏れたオイルがいろいろなトラブルを引き起こすこともあります。
- ・・・たとえば、こんな不具合を感じている場合はOHして確認が必要です!
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- OHしてメッキしたのに早期にオイル漏れがおこる。
- OHしてから早い時期に、ジャンプ着地後が柔らかくなり、底づきが多くなった。
- ストロークカットをしてもらったが、底づきしてしまう。
- ツインチャンバータイプフロントフォーク内のカードリッジのオイル漏れ、ロッドの動作不良。